ナインティナイン。バスター・キートン。太田光。
ナインティナインは特異なお笑いコンビだと思う。
いわゆるテレビ芸人、バラエティ芸人として一流の地位を築いてい
るナインティナインだけど、そんなテレビ芸人としての一面を持ち
ながら、めちゃイケやラジオで風刺笑いと言えるような、際どい笑
いを見せてくれる。
僕が知るかぎり、酒井法子さんの件について全国区の番組で最も
早く「お笑い」にしたのはめちゃイケです。
岡村さんがハイパーのりPを揶揄して笑いを取ってましたが、土曜
8時のゴールデンタイムという時間帯に「だいじょうぶ?」と視聴者
のこちらが心配してしまいました。
バラエティ芸人として一流でありながら、内角ギリギリの危険な笑
いも時折放り込んでくる、そんなナインティナインは紛れもなく本
物のお笑い芸人だと思う。
爆笑問題の太田さんがことあるごとに引き合いに出す話がある。
それは喜劇界の巨人2人、チャーリー・チャップリンとバスター・キ
ートンの芸人としてのスタイルの違いについての比較で、
キートンはとにかく笑わせる。笑い以外はしない。
一方でチャップリンは笑いと同時に政治など体制に対するメッセー
ジを込める。
世間的にはチャップリンの方が評価されているけど、ただ笑わせる
だけっていうキートンの方がカッコイイんじゃないか。
何にも語らない、ただ笑わせるだけっていうほうが芸人としては粋
で、何か言わずにはいられないチャップリンって、ある意味すごく
野暮ったい。
俺は(太田さん)、キートンの方がカッコイイんじゃないかと思うし
キートンみないな芸人でありたいと思うけど、どうしても何か言っ
ちゃうんだよな。
・・・と話す。
太田さんは明らかにチャップリン的ですよね。
ほんと明らかに。
ナインティナインは、バスター・キートン的なんだと思う。
ただ、真性キートンというのではなく、やはり風刺的な要素も見え
隠れしてしまっていて、なんて言うか、ナイナイはそれでも純粋に
笑えることしかしたくないと、硬派なお笑い哲学を持っているような
気がするんです。
ナインティナインといって忘れられない記憶がある。
それは2001年。
「めちゃイケ」の撮影中にセットが倒れてスタッフさんが死亡する
という事故があった。
この事故はメディアでも報じられ、めちゃイケ打ち切りとの噂まで
流れました。
そしてオールナイトニッポンです。
オールナイトニッポンでこの事故の件についてナインティナインか
ら何らかのコメントがあるのだろうと予想されたのですが、いつもと
変わらず番組は進んでいきました。
ただただ面白い、いつも通りの笑える時間は過ぎ、番組は終わろう
としてました。
あぁやっぱり事故については触れないんだな。
そんな風に思っていたら番組の最後のCM明け、これまでの笑いの
トーンから一変して、岡村さんが話しだしました。
皆さんもご存じの通り、スタッフさんが亡くなる事故がありました。
僕たちはとても悲しく思います。ですがナインティナインは今後も
お笑いを頑張っていきます。
正確な内容は覚えてないけど、このような、とても短いコメントを
述べていました。
そして岡村さんのコメントの後、矢部さんが曲をアナウンスします。
「ブルーハーツで星をください。」
間髪入れず曲が始まり、曲の終りと共にこの日の放送が終了しました。
ただ、このブルーハーツの「星をください」という曲があまりに
その時のナイナイの心情を語っていて、全てが伝わりました。
そして泣けました。

ブログ、コメントありがとうございました。
感動!確かに、純粋な笑いを突き詰めている気がします。
そこがまたプロ意識があり素晴らしいとさえ感じます。
ナイナイはこれからも頑張っていって欲しいです。
投稿: juninho | 2009年9月26日 (土) 19:23
ブログコメントありがとうございます♪
めちゃイケが、今後永遠に?
続く事を祈っております☆
ナイナイ最高♪
投稿: 小僧 | 2009年10月 3日 (土) 00:06